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金属アレルギーになりやすい金属・なりにくい金属

金属アレルギー

金属アレルギーの方や金属アレルギーを予防したい方は
どの金属がアレルギーを起こしやすいのか
を知っておく必要があります。

 

また、なかには
金属アレルギーを起こしにくい金属も存在します。

 

金属アレルギーでもOKの金属があるの?

 

ここでは

 

  • 金属アレルギーになりやすい金属
  • 金属アレルギーになりにくい金属

 

について説明しています。

 

こんな方におススメの記事
  • 金属アレルギーに悩んでいる人
  • これからアクセサリーを購入する人
  • 金属アレルギーを予防したい人

この記事を読めば、
金属アレルギーでも安心してオシャレを楽しむことができます。

 

金属アレルギーを起こしやすい金属

金属アレルギーを起こしやすい代表的な金属は以下の通りです。

 

ニッケル・コバルト・水銀・スズ

 

金属アレルギーになりやすい = 溶け出しやすい金属とも言えます。

特に『ニッケル』『コバルト』は非常に加工しやすく安価なため、
私たちの身近にある様々なものに使用されています。

 

これらの金属は安価なメッキアクセサリーの地金に使われていることが多く、
メッキ(いわゆる湿式メッキ)は剥がれやすいため、
地金が露出した際に肌に直接触れることがあるので注意が必要です。

特に『ニッケル』は金属アレルギーになる方が一番多いといわれています。

 

食べ物にも金属が含まれている!?

実は、皆さんがよく食べている食品にも金属は含まれています。

 

一般の方にとっては、
『クロム』『鉄』『銅』『亜鉛』は農林水産省で定義されているミネラルですので、
摂りすぎない限り過剰な反応はいりませんが、
食物にも微量に含まれていますので下記の一覧はご参考までに。

 

金属アレルギーの方は、食品や嗜好品の中の金属にも注意した方がよいでしょう。

 

ニッケルを多く含む食品

・ 穀類 (はと麦、小麦胚芽、米ぬか …等)
・ 豆類 (インゲン豆、大豆、きな粉 …等 ほとんど全て)
・ 菓子類(チョコレート…等)
・ 魚類 (ハマグリ、生ウニ …等)
・ 種実類(アーモンド、胡麻、クルミ、落花生 …等)
・ 藻類 (干しひじき、昆布 …等)
・ 野菜類(シソ、タケノコ、ワラビ …等
・ キノコ類(なめこ、ヒラタケ)
・ 飲料 (コーヒー、お茶、紅茶、ウーロン茶 …等)

クロムを多く含む食品

・ 穀類 (小麦胚芽、米ぬか …等)
・ 菓子類(チョコレート …等)
・ 魚類 (マイワシ丸干し …等)
・ 種実類(エゴマ …等)
・ 乳類 (パルメザンチーズ、チェダーチーズ …等
・ 藻類 (アオサ、昆布、乾燥ワカメ …等)
・ 飲料 (お茶、ウーロン茶 …等)

コバルトを多く含む食品

・ 穀類 (小麦胚芽、米ぬか …等)
・ 藻類 (アオノリ、干しひじき …等)
・ 飲料 (ピュアココア)

銅を多く含む食品

・ 穀類 (オートミール、小麦胚芽、米ぬか …等)
・ 豆類 (小豆全粒乾、きな粉 …等 )
・ 菓子類(チョコレート…等)
・ 魚類 (あんこうキモ、イカ、エビ …等)
・ 種実類(アーモンド乾、クルミ、落花生乾 …等)
・ 藻類 (干しいわのり …等)
・ 野菜類(切り干し大根、パセリ、枝豆生 …等
・ キノコ類(干ししいたけ乾)
・ 飲料 (お茶、紅茶、ウーロン茶 …等)

スズを多く含む食品

・ 穀類 (小麦胚芽、米ぬか …等)
・ 豆類 (麦みそ …等)
・ 菓子類(チョコレート…等)
・ 魚類 (うるめいわし丸干し、さんま蒲焼き …等)
・ 藻類 (寒天、昆布)
・ 飲料 (インスタントコーヒー)

亜鉛を多く含む食品

・ 穀類 (米ぬか、小麦胚芽、ライ麦、はと麦 …等)
・ 魚類 (かき、するめイカ、タラコ…等)
・ 種実類(胡麻、きな粉、大豆、アーモンド、ピーナッツ …等)
・ 藻類 (焼き海苔、ひじき)
・ 肉類 (牛肉、豚肉 …等)
・ 乳類 (パルメザンチーズ、プロセスチーズ …等)
・ 菓子類(チョコレート)
・ 飲料 (コーヒー、紅茶、抹茶 …等)

※NHK ためしてガッテンより抜粋

 

金属アレルギーが起こりにくい金属

一方で、アレルギーが起こりにくいとされる代表的な金属は以下の通りです。

 

金・銀・白金(プラチナ)・チタン・ステンレス

 

アレルギーを起こしやすいものは
合金(割り金)メッキ(いわゆる湿式メッキ)ですので、
『純金』『純銀』『純白金』ではアレルギーは起きにくいです。

 

しかし一般的な宝飾品は、加工をしやすくするために他の金属を混ぜていることが多いです。

例えば、K24の表記は純金ですが
K18の場合は24分の18、つまり4分の3(75%)が金で
あとの4分の1は金に強度を持たせたり、
加工しやすくするように別の金属が使われています。

 

他の金属、『銀』『白金(プラチナ)』なども同様に、
一般的な宝飾品は、ほとんどが合金、割り金ですので
実は合金、割り金に使われている金属でアレルギーが出ている可能性も考えられるのです。

 

余談ですが、
宝飾品の色合いは金属の割り金の比率で決定します。

[青割]
ホワイトゴールド/青みを強くしたもの
金が18に対してパラジウムが6の割合
ニッケル系の場合は金が14に対してニッケル系10の割合

[赤割]
赤みを強くしたもの
金が18に対して銅が6の割合

[いわゆる黄金色]
通常の黄金色
金18に対して銅3、銀3の割合

 

結局、一番安心できる金属は!?

「チタン」「ステンレス」は金属が溶け出しにくい!

 

チタンやステンレスは溶液や酸にさらされたとしても、
表面に耐食性を持つ膜(酸化被膜)ができるため(不動態)
金属が溶け出しにくくなっています。

バルブメタル、バルブ金属として知られています。

 

 

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